2010年7月12日月曜日

告白

久々に映画館でみたいと思った一作。
池袋でみてきた。(しかしまあ、上映から1カ月経つというのに
池袋だとやたら混んでます。)

となりに人がいるとどうしても気を使うので2時間みるのはちとしんどかった。



映画には引き込まれた。
やっぱり冒頭の松さんの一人語りがなんとも不気味。
しゃべる言葉が普通に聞こえるがところどころ毒のある言葉を平然と発する
あの静かな態度(ちょっと不気味です。)と生徒たちがとにかくさわいでいる姿が
なんとも対照的なところがみていてひきつけられる。

松さんの告白で犯人A,Bはわかっちゃうから正直これで終わり??って思った。
犯人A,Bは最後の方までわからないのかなあと思っていたけど、あっさりと種明かし。
これからどうなるんだろうと思ってみていくと、ここでウェルテルが登場。

どうしようもないくらい空気が読めない先生とあきらめきった生徒たちの態度。
さっきの松先生のときとは静と動がまるで逆。どうしようもないくらい空気が読めない
ウェルテルがもう最高におもろいです。(実際にいたらドン引きだろうけど・・・)



登場人物はどれもこれもどこか変です。(本当はそうじゃないんだけど)

殺人者になれない、不治の病にも侵されず、暴走する犯人A。
母親にエイズ感染させまいと勝ってに思い込んでいる犯人B。
森口先生(松)のために、犯人Aをいじめるクラスメートたち。
犯人Bを助けようとがんばればがんばるほど犯人Bと母親を追い詰めてしまうウェルテル。
犯人Bを信じていたのに、真相を知り、ついには犯人Bに殺されてしまう犯人Bの母。


自分が正しいと思って行動していても、結果がそうなるとは限らないわけで・・・。
どこでどうくるってしまったのか??

ちょっとしたきっかけで自分もこんな風になるのかと思うとちとつらい。

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